はまぐり刃の研ぎ方 by片刃鉈 @TOGITOGI動画
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- Опубликовано: 1 авг 2024
- 土佐打ち刃物の片刃鉈です。
何度か研ぎに出して頂いている鉈です。
蛤刃(はまぐりば)に研ぎます。
蛤刃には刃先強度を保ったまま側面抵抗を小さくする効果があります。
蛤刃は切れ味がいいとかよく言いますが、べつに蛤刃だから切れ味がいいってわけではありません。
切れ味そのものはまず第一に、ノーズRの小ささと、刃角度に依存します。ノーズRを小さく、刃角度を小さく研いであげればいい。
ノーズRは刃先で最初に対象物の表面を破壊するときの刃先抵抗の大きさに関係します。努力すればとても小さくできますが、側面抵抗の大きさが刃先抵抗の大きさを上回った時点で、それ以上刃先抵抗だけを小さくしても手に感じられる切れ味は小さくなりません。切るものによりますがほどほどでいいです。
刃角度は小さくすると強度が落ちるので用途に応じた限度があります。そして刃角度の小ささと刃こぼれしやすさは逆相反関係にあるので、そのバランスから、刃物ごとに適正な刃角度が決まります。
まず最初に刃角度が決まる。
その最初に決めた刃角度で、シノギないし峰までベタ研ぎになっていると、側面抵抗が大きくなる場合があるので、側面を、刃先から峰に行くにつれて徐々に角度が小さくなる曲面に削り、側面抵抗を低減します。これが蛤刃の効果です。軽量化の効果もあります。
ぼくも昔はしゃくるように研いで蛤刃を作っていたことがありますが、今は、狙った曲面を作るにはしゃくり研ぎじゃない方がやりやすいです。
目的は強度を維持したまま側面抵抗を小さくすることなので、手で触ってもっこりしてるなーと思うところを削ってあげる。きれいな曲面にするというのではなく、結果的に曲面になるという感じです。
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/ @togitogi - Развлечения
固いものを叩き切ったりする刃物では、ハマグリ刃が切れ味の持ちも刃の欠けにくさも段違いで実用的ですよね。
蛤刃自体は、「刃の欠けにくさ」には関係無いのです。
刃が欠けにくいようするのは刃角度を大きくすればいいんだけど、その角度のままシノギまで平らだとシノギが刃線にぐっと近い形状になって、「抜けが悪い」とか「重い」という問題があります。
そこで刃角度はそのままで抜けがよくなるように刃肉を削いでいくと、蛤刃になるんです。
裏が角度つけられてるとほんとに難儀します……
設計思想わからないなら砥石当てないでくださいって本当に言いたい
鉈でこれぐらいの裏刃角ならあっても良いのかなと思ってます。刃物の種類にもよります。
研いでる所の早送りを一部普通の速度でもやってほしいです!
よろしくお願いします。
今週末の動画は、包丁ですが、めずらしく通常速度とゆっくり速度です。
I missed you togi togi. Just keep uploading videos man.
I'm uploading 1~2 videos every week. Can't you see?
@@TOGITOGI nope
@@TOGITOGI if it’s your video I would surely watched it an make comments
@@lorenzotodd4673
may be my video forbidden in some country.
where are you living?
this is my latest video which was uploaded last sunday.(no English subtitle)
studio.ruclips.net/user/videowQbTLcH42dg/edit
If you sharpen a katana it’s surely many people would watch. There’s no video showing a tutorial how to sharpen a katana samurai
お疲れ様です
鉈で#8000は贅沢ですね
糸刃も付けますか?
あーこれは糸刃つけるぞーって意識してはいないですね。
もっと刃角度が浅い包丁だと糸刃つけますが。
鉈って鋭角に刃付けすると逆に切れなくなるですよねぇ自分使ってるのはサビサビの年代物の土佐黒打物ですけど研いだ事無いですねw枝打ちしてるうちに切刃の錆取れますからw
肉抜きしすぎると、切れなくなるというか、木に刺さって抜けなくなったりしますね。それでコジって外そうとするとパキンと割れる・・・
いつも、素晴らしい動画ありがとうございます。
ひとつ、リクエストなのですが、一工程の所要時間わかりませんか?
編集大変だと思いますが、ご検討お願いします。
一工程ってどういう定義ですか?
GCで、どれくらい?
1000番で、どれくらい?
と、いう感じです。
質問わかりずらくて、すいません。
返信ありがとうございます。
GCとかPAの荒砥石は、モノによって時間はかなり差異があって、簡単なものは5分ぐらいですが、30分以上かかるものもあります。
整形が済んだあとの中荒砥石、中砥石、中仕上砥石、仕上砥石は、ふつうの20センチ前後ぐらいの家庭用包丁で、それぞれ2~3分ぐらいだと思います。これらも前の砥石の研ぎ目を完璧に取り切るみたいな拘りをもってやると、いくらでも時間をかけられますが。
返信ありがとうございます。
モノにもよる。は理解できますが、なにせ素人。
簡単にやっている様に見えてしまいます。
素晴らしい技術と豊富な経験の賜物だと思いますが。
次回も、楽しみです。
荒砥石で形を作る作業がいちばん大事で、形ができてしまえばあとは段階的に番手の細かい砥石で上からなぞるだけなので、その、形を作る作業にどれぐらいかかるのかは、包丁によってぜんぜん違うのです。1時間かかる包丁だったら45分とか50分荒砥で研いでたりします。
研ぎという面からの本質的な質問ではありませんが少し気になったので、よろしければご意見をお聞かせください。
この土佐物の片刃鉈の刃境線を見ると直線のように見えます。小生の持っている土佐物の両刃櫃鉈は刃境線はそこそこ波打っています。
また当地(南部九州)の野鍛冶さんの打たれた造林鎌などはどう見ても手打ち割込みの刃境線です。利器材だから良くないとか、手打ち割込みだから本格的で切れるという訳では無いことは、十分に理解しているのですが、今は(あるいは少し前から)鉈でも利器材ということはあるのでしょうか?
当地で鉈、造林鎌などの錆び錆びの物を買って研いで再生すると殆んど刃境線は波打っています。利器材を打って波打つということもあるとは思いますが、それはあまり意味が無いようにも思えます。刃境線が波打っている=鍛接(両刃がほとんどなので割込み鍛接)という理解を今のところしていますが、TogiTogiさんが研がれるものではいかがなのでしょう?
こういう厚い刃物でも利器材が主になっているのでしょうか?
これは鍛造品だと思います。
鍛造品でも刃境線がかなりまっすぐなものは多いです。鍛造でもウネウネ曲がりすぎてるのは逆に問題です。鉈ぐらいハガネが厚ければいいのですが、割り込み包丁で薄いハガネが中でウネウネ曲がっていて刃が前に出せないものもあります。
鍛造温度を高温にするほど柔らかくなるから作業しやすいのですが、脱炭したり粗大な粒子ができて質は悪くなります。低温で手早く作業するとあまり波打ちません。刺身包丁なんかで有名な鍛冶屋さんのものは利機材みたいにまっすぐです。
鉈でも利機材のものはあると思います。
また利機材ではないけど、裏にハガネを鍛接するんじゃなくて刃先側にハガネを溶接するという鉈の作り方をしている鍛冶屋さんもいらっしゃいます。
図解がわかりやすいですね!∩^ω^∩
ありがとうございます!
石でゴリゴリするとかじゃなくNC加工的に楽に研げないもんかな、
なんて思ったりする
新品なら同じ形にすればいいのでNC加工みたいな方法が効率良さそうですが(ヘンケルスはほぼ自動化してるみたいです)、研ぎなおしは品物によって形が違うし状態によってどこをどう削るかも変わるので、計測とか入力が大変じゃないかなあって気がします。